大阪　十三　ＳＭクラブ　SM調教１０３のSM部屋

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コンドーム売りのしのぶちゃんＶＯＬ１

ひどく寒い日でした。
雪も降っており、すっかり暗くなり、もう夜 ―― 今年さいごの夜でした。
この寒さと暗闇の中、一人のあわれな少女が道を歩いておりました。
少女の名前はしのぶちゃん。
頭に何もかぶらず、足に何もはいていません。
家を出るときには靴をはいていました。ええ、確かにはいていたんです。
でも、靴は何の役にも立ちませんでした。
それはとても大きな靴で、これまで少女のお母さんがはいていたものでした。
たいそう大きい靴でした。
かわいそうに、道を大急ぎで渡ったとき、少女はその靴をなくしてしまいました。
二台の馬車が猛スピードで走ってきたからです。

片方の靴はどこにも見つかりませんでした。
もう片方はクリス龍太郎が見つけ、走ってそれを持って逃げてしまいました。
クリス龍太郎は、いつかエッチするときにコンドームの変わりにできると思ったのです。
クリス龍太郎のそれはそれだけ大きいのです。
それでしのぶちゃんは小さな裸の足で歩いていきました。
両足は冷たさのためとても赤く、また青くなっておりました。
しのぶちゃんは古いエプロンの中にたくさんのコンドームを入れ、手に一ダース持っていました。
日がな一日、誰もしのぶちゃんから何も買いませんでした。
わずか一円だってしのぶちゃんにあげる者はおりませんでした。

寒さと空腹で震えながら、しのぶちゃんは歩き回りました　――　まさに悲惨を絵に描いたようです。
かわいそうな子！

ひらひらと舞い降りる雪がしのぶちゃんの長くて金色の髪を覆いました。
その髪は首のまわりに美しくカールして下がっています。
でも、もちろん、しのぶちゃんはそんなことなんか考えていません。
どの窓からも蝋燭の輝きが広がり、鵞鳥を焼いているおいしそうな香りがしました。
ご存知のように、今日は大みそかです。そうです、しのぶちゃんはそのことを考えていたのです。

二つの家が街の一角をなしていました。
そのうち片方が前にせり出しています。
しのぶちゃんはそこに座って小さくなりました。
引き寄せたしのぶちゃんの小さな足は体にぴったりくっつきましたが、
しのぶちゃんはどんどん寒くなってきました。
けれど、家に帰るなんて冒険はできません。
コンドームはまったく売れていないし、たったの一円も持って帰れないからです。
このまま帰ったら、きっとお父さんにぶたれてしまいます。
それに家だって寒いんです。大きなひび割れだけは、わらとぼろ切れでふさいでいますが、
上にあるものは風が音をたてて吹き込む天井だけなのですから。

しのぶちゃんの小さな両手は冷たさのためにもうかじかんでおりました。
ああ！たばの中からコンドームを取り出して、膨らませてみました。
膨らませて、手袋代わりにすれば、それがたった一本のコンドームでも、しのぶちゃんはほっとできるでしょう。
少女はコンドームを1本取り出しました。　
≪ぷ～～！≫　何という輝きでしょう。何とよく膨らむことでしょう。
温かく、輝くコンドームが魔法の手袋のようでした。
すばらしい光です。小さなしのぶちゃんには、まるで大きなペニス前に実際に座っているようでした。
そのペニスにはぴかぴかした黒光りの輝きあり、てっぺんには亀の飾りがついていました。
そのペニスは、まわりに祝福を与えるように大きくなりました。いっぱいの喜びで満たすように、ペニスはまわりをあたためます。
しのぶちゃんは唇ものばして、あたたまろうとします。
しかし、―― 小さなペニスは消え、コンドームも破裂しました。
残ったのは、手の中の破れたコンドームだけでした。